山田玲司さんの「絶望に効く薬」は、風変わりな漫画です。すでに、週刊誌だけでなく、単行本のコミックとしても人気シリーズになっています。
その帯の広告文によれば「一日平均86人が自殺するこの国で、希望はいったいどこにある? オンリーワンな人に訊く、悪夢な時代の歩き方」。まさにこのコピー通り、各界のオンリーワンに、「人生を台無しにしない方法」を訪ね歩いています。
登場人物は、占い師で「新宿の母」の異名をとる栗原すみ子さんをはじめとして、海洋冒険家の白石康次郎さん、カリスマホストの七海龍一さん、逗子市長の長島一由さん、水中写真家の中村征夫さん、人類がアフリカから南米まで踏破したのを実際に自力で歩いた関野吉晴さんなどなど。そうそうたる顔ぶれです。
今回、その末席に、私も連ねさせていただくことになりました。どこで、私のことをお知りになったのか、わかりませんが、電話をいただいて、先月、わざわざ、大阪までお越しになりました。
山田氏と週刊誌のデスクと取材のライターさんの三名。丁度、大阪のミナミのサウスタワーホテルで講演がありましたので、それを見ていただいてから、およそ3時間、とても熱心に、ふだんから私が力説している医食同源について、インタビューを受けました。
これまでにも、新聞やテレビのためにずいぶんとインタビューを受けましたが、それほど、集中して、丁寧に私の話を聞いていただいたのは、これまた、初めて。内容は、これまでに、このコラムやこのウエッブでご紹介していることばかり。
朝起きたら、水をいっぱい飲みましょう、とか、一口32回、ものは噛んでいただきましょう、とか。健康と食事にまつわる養生訓ばかり。
それに、私の半生も少し。私にしてみれば、これまでの自説ですが、ずいぶんと珍しかったのか、よろこんでいただきました。
それらが、見事に漫画になって、発売されました。シリーズの第62夜「絶望に効く料理人」。タイトルは「心に効くのは、信号機の三色や!」と。
「魚をよく食べる人は自殺しにくい」という切り出しから、半生、医食同源の勘所、そして、私の好き勝手な道楽、最後に、私の座右の銘として「夢を持とう、必ず実現します」まで、全部で10頁。ほんとうに見事にまとまっていました。ちょっと感激です。まさか、漫画に主人公に描かれるとは、思ってもいませんでしたから。
ことにテーマが「絶望に効く薬」ということでしたから、私なりに、心に効く三色の食べ物をご紹介しました。
赤色はシソ、トマト、梅干し。シソのアルフィリレノン酸は免疫を高める効果あり。黄色は、肝臓にいい、うこん。かんぴょう、百合の根。ことに百合の根は漢方では、イライラに効くといわれます。そして、青色はアスパラ、サラダ菜、にら、菜の花、小松菜、春菊、チンゲン菜、ブロッコリー。
ふつうに売っているものばかりですが、あまり食べる機会が少ないかも。これらの三色の野菜をしっかりととれば、気持ちのいい暮らしができると思います。
そんな、私なりの研究の成果も、しっかりと漫画に描き込んでいただいています。食が乱れているから、病気が増えたのではないか。常日頃、考えていることが、料理の世界だけでなく、少しずつ、他の世界にも、広まってきているようにも、思います。
この漫画に紹介していただいたのを機に、さらに今年も、健康のための食を、紹介、実践していきたいと思います。
今年も、医食同源を実践して、健康で幸せな年になりますように。
(C)REIJI YAMADA |