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このところ世間を騒がせている食の話題といえば、テレビの情報番組の捏造問題でしょう。食と健康にまつわるとても大切な情報を“やらせ”どころか、捏造していたことは、報道機関として論外です。
が、それにおどらされる方も、考えものかもしれません。そのあたりについて、お話ししてみたいと思います。
ことは食と健康という、一番人間にとって重要な問題でした。だからこそ、これまでの“やらせ”問題とは、社会的反響の大きさが異なります。
情報番組の捏造は、決してゆるせません。この番組で捏造が常態化していたかどうかは、調査委員会の報告を待たなければなりませんが、現段階で明らかになっていることだけでも十分に非難されるべきです。
テレビ番組が視聴率を求めるあまり、やらせや捏造が演出上不可欠になっているとしたら、、、。実際に私の経験でもそうしたことが何度もあります。
ディレクターやプロデューサーが、やらせとまではいかなくとも、オーバーアクションを求める場合は少なくありません。私自身はそうしたことには与しませんが。が、今回はテレビのあり方については、ひとまずおきます。
そもそも、ひとつの食材を集中してとれば、ダイエットやなにかの予防に圧倒的な効果があるという発想そのものが、間違いです。
これは小学校の教科書にも出てきます。いろいろな食材からたくさんの種類の栄養を吸収すること。
ところが、ついつい便利さ、気軽さを求めて、安易に視聴者は、一方的な情報に洗脳されてしまいます。
これまでにも、いろいろな食材でそうした過剰なブームがありました。ココア、ワイン、魚、、、、数を上げれば、キリがありません。
本来、栄養素はバランスがとれてこそ、意味がある。これまでにも、ずいぶん、このコラムでお話ししてきています。ニンニクは、毛細血管をひろげる働きがあります。これは科学的に証明されています。が、だからといって、ニンニクを食べ過ぎると、胃に穴があきます。だから、適度に適量をとることが大事なのです。
では、どうすれば、そうしたテレビや雑誌で流れる偽の健康情報に惑わされずにすむか。これが重要。ひとつひとつの食材の知識をしっかりと積み重ねるほかありません。
たとえば、キュウリとニンジンは生で食べるのは避ける、とかです。生だと、ビタミンCを破壊する酵素を持っていますから、これを防ぐために、酢をかけるか、加熱するか、どちらかの方法を用いる方がいいのです。
こうしたひとつひとつの知恵をないがしろにして、なにかオールマイティの魔法があるように語りかけること自体がおかしいのです。ぜひ、それだけは、今回の事件の教訓にして、すべての人が胸に刻んでいただきたいものです。 |