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早いもので、今年も残るところあと二ヶ月。料理人の世界では、もうおせち料理のことに知恵を絞る時期になりました。実は、今年は一年がかりでおせち料理を考案していました。今回は、それと、北大路魯山人の法要について。
もう十数年前のことになりますが、私の店・リュウタンでも、おせち料理を作って、売り出していたことがあります。手作りの限定100食。ひとことでおせちといっても、重箱の中に詰める品数が多く、またどれも日持ちがしてバランスのよい味でないといけないから、これが大変な重労働です。
好評だったのですが、師走はそれでなくても店は忙しいし、その合間を縫って一週間近くかけて仕込む。50代の半ばに体力の限界を感じて、やめてしまいました。なによりも、おせちを販売していると、正月が休めないのです。
重箱は大晦日に届けるにしても、大事な元旦になにかあってはいけないと、ずっと自宅でクレームがないか、待っていないといけないのです。間違えて、一の重が三つ届いていないか。もしかして、お届けしたときにひっくり返していないか。そんな心配ばかり。これは料理人でないとわからない悩み。
それに暖冬だったりすると、料理が傷まないかどうか。ほんとうに心安らぐことがないのです。それやこれやで、一度はやめてしまったわけです。もう、年も年だし、正月くらいはゆっくりと家族でくつろぎたい、そんな気分でした。
ところが、最近になって、友人がいい工場を見つけてくれて、どうせなら、やってみれば。近年は冷凍技術もずいぶん進歩しているからと、そこで丸一年かけて準備しました。
今回の「程一彦の冷凍・おせち」は三段重で35品。そのうち十数種類が中国料理です。ちょっとほかでは見あたらない、風変わりなものに仕上がりました。山海の珍味を私なりに精一杯こだわって作り上げたつもり。11月末を締め切りにして、予約をいただいた数だけしか、作らないことにしました。自信作です。ぜひ、ご賞味下さい。全国どちらからでも、送料、消費税込みで29,500円でお届けします。(ご予約・問い合わせは台湾料理「リュータン」電話06-6375-0010 ファックス06-6375-0119 住所は大阪市北区芝田1-11-7)
そして、もうひとつ、ご案内。12月1日土曜日に、料理界の孤高の巨人・北大路魯山人の法要を行います。いまふたたび脚光を浴びる魯山人の墓参り、作品の鑑賞会、そして、懐石料理を楽しむ会です。
正午に京都市北区西加茂の西方寺で、まず菩提を弔います。そして、料亭「辻留」のご主人・辻義一さんの講演をはさんで、二部は祇園の「何必館」で書や陶芸を鑑賞。最後は、料亭「いし田」でご馳走をいただく。そんな趣向です。
参加費は墓参りと法要で3000円。二部の鑑賞会は無料。最後のお食事は飲み物代込みで10,000円となっています。どこからでもご参加頂けますし、どこでおしまいにされても自由です。よろしければ、ぜひ。
お問い合わせは、台湾料理「リュータン」電話06-6375-0010 まで。
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