海外でも注目されるヘルシー食品「豆腐」
ヘルシー食品としてアメリカやヨーロッパでも注目されている「豆腐」
薬膳での教えは「高血圧、動脈硬化、胃腸、咳止め、神経痛、健脳、美肌、疲労回復などに効あり」とされており、まさに現代人にぴったりな食材。
毎日1回は食べましょう。豆腐の脂質は50%で、体にやさしい不飽和脂肪酸のリノール酸。これはコレステロールを下げる効果があります。
豆腐のたんぱく質は吸収率がよいため、酒の肴に豆腐は理にかなっています。
薬膳の基礎を書いた李時珍の名著『本草綱目』に「豆腐は、胃腸をくつろがせ、気を下げ、大腸の働きを促し、むくみや腫れを除く」とあります。
豆腐の薬膳効果は「肥満、糖尿病、動脈硬化、肝臓病、貧血、胃炎、胃潰瘍、老人性痴呆、ニキビ、肌あれなど」とあり、現代病を予防する効果があるのです。
大豆のサポニン成分は体にたまる過酸化脂質を壊し、血液を健康な状態に保つ働きがあるので、薬膳でいう「気の流れ」を改善し、血と血管を若返らせます。
また、肥満予防にも効果があます。
大豆サポニンを三ヶ月食べると、小腸の内側に無数にある絨毛が細くなることにより正常化して、
栄養分を過剰吸収しなくなるのでダイエットできる...と実証されました。
味は原料の大豆が決め手です。国産大豆の豆腐は美味ですが、脱脂大豆はいま一つです。豆腐を見分けるコツは品質表示チェックです。
栄養価が高いのは絹ごしよりも木綿です。でも、好みと料理によって選ぶのがベター。
夏場はその日のうちに食べましょう。時間とともに味が落ちます。
近年、豆腐の風味が落ちました。日本産大豆が不足し、輸入大豆や脱脂大豆を原料にして、凝固剤、消泡剤を利用してからです。
昔ながらのおいしい豆腐は、国産大豆と天然ニガリ、そしてきれいな水で作られます。
原材料を厳しくチェックして、丸大豆100%使用の、天然ニガリで作ったおいしくて体にやさしい、そして良心的な豆腐を見つけましょう。
日本の大切な伝統食を守りたいものです。
・豆腐料理は無数にあります。江戸時代には「豆腐百珍」などの書がベストセラーであったといわれています。
中国料理で有名なマーボ豆腐は、約百年前に四川省で陳麻婆(麻婆はアバタ顔の奥さんの意味)という人が創作しました。
陳夫人は美人でありながら風疹のためアバタ顔でしたので、あだ名で陳麻婆と呼ばれていました。
マーボ豆腐誕生の由来は、陳さんの両隣が豆腐屋と羊肉屋(一説には牛肉屋)で、
両方からのいただき物を、しょうゆと四川特産の唐辛子(トウバンジャン)で煮込んだのが始まりだったとされています。
今現在も、四川の成都市西王龍街にある「陳麻婆豆腐店」は盛業中です。
そして戦後、日本に四川料理とともにマーボ豆腐を広めたのは、「料理の鉄人」陳建一さんの父、故陳健民の功績です。
|